卵巣のう腫

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 卵巣のう腫


 卵巣は周期的に卵子を排出したり、女性ホルモンを分泌するなど大切な役割を担っています。卵巣にできる腫瘍で良性のものが卵巣のう腫です。
卵巣腫瘍はいろいろな腫瘍が発生します。


しょう液性のう胞腺腫
表層上皮から発生する腫瘍で、30〜40代に多く発生し、卵巣腫瘍の25%を占めます。

成熟奇形腫
卵細胞から発生する腫瘍で卵巣腫瘍の約40%と多く発生します。
発生平均年齢は30歳前後ですが、10代の若い世代にも発生することがあります。
ほとんどが良性ですが放置したままにすると50代以降に悪性に転化することがあるので注意。
成熟奇形腫は茎捻転(けいねんてん)を起こすことがあるので早急に治療をすること。

※茎捻転(けいねんてん)とは卵巣のう腫が大きく卵巣の根元がねじれること。
捻転すると卵巣に通っている静脈が圧迫され、うっ血が生じ炎症を起こします。

線維腫
卵巣の間質、結合組織から発生する腫瘍で卵巣腫瘍の約3%を占めます。
発生平均年齢は48歳で、30歳以下の発生はまれです。
内部は充実性で硬くコラーゲン線維を含みます。成熟奇形腫と同様に茎捻転(けいねんてん)を起こしやすいので要注意。

きょう膜細胞腫
卵細胞を取り巻くきょう膜から発生する腫瘍で、発生は全体の1%以下。年齢は更年期以降です。
充実性の腫瘍でエストロゲンという女性ホルモンを発生することがあります。

子宮内膜症性のう胞
卵巣内に内膜症が発生し、チョコレート様にドロドロした状態になります。
周囲の組織と癒着したり、痛みを引き起こします。



卵巣のう腫の手術

のう腫核手術(妊娠を望む場合)
のう腫のある卵巣、場合によっては卵管も摘出

卵巣摘出術(妊娠を望む場合)
のう腫の部分だけを摘出してほかの部分は残す

子宮付属器摘出術
のう腫のある卵巣、卵管に加えて、子宮も摘出する手術



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